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9月22日(土)自然観察会

9月22日(土)たいけんの里で行なわれた自然観察会の報告です。

今日の自然観察会は、テーマを決めずにその時に見られる植物や昆虫などを観察する予定でしたが、雨の日が続いたためでしょうか、八国山のあちこちで、たくさんのキノコを観察することができ、終わってみるとキノコ観察会になっていました。

土を割って生えてきたばかりのもの、枯れ木から生えてきたもの、枯れ草から生えたキノコなど、種類も違えば形も違うので、観察していて楽しいです。形を変えながら移動するキノコ「粘菌」も観察することができました。

キノコ
落葉から生えてきたキノコ

他には秋の七草のひとつ、フジバカマの花や、黄色の小さな花を咲かせるヒメキンミズヒキ、キリギリスの仲間など、秋を感じる花や虫たちに出会うことができました。
来月10月は毎年人気のキノコ観察会を行ないますが、よい予習となった観察会でした。

フジバカマ

8月11日(土)自然観察会

8月11日(土)たいけんの里で開催された自然観察会の報告です。

たいけんの里の人気イベントのひとつ「夜の昆虫観察会」が行なわれました。ライトトラップを仕掛けて、そのライトに集まる昆虫たちを観察します。
日没を迎える頃から八国山を歩き樹液に集まるカブトムシなどを観察しました。ライトトラップではヤママユのほか、今年初お目見えのコシロシタバ、ムクゲコノハが集まってくれました。

カブトムシ
ヤママユ

6月23日(土)自然観察会

6月23日(土)、たいけんの里で開催された自然観察会の報告です。

6月の観察会は「北山公園と八国山の違いを感じながら観察してみよう」というものでした。
菖蒲まつりの終わった北山公園では花菖蒲は僅かに花が残っている程度。代わりに蓮池のハスが2輪ほど咲いていました。田植えを終えた田んぼに深緑の八国山が映り込み、シオカラトンボやツバメが飛び交う昔懐かしい里山の風景が広がっていました。

北山公園のハス

八国山に移動すると、広葉樹と常緑樹の混在した林が目の前に広がっています。踏み切りを渡ってすぐ右手のエノキは青々とした実をたくさんつけていました(秋冬には熟した実を野鳥が好んで食べに来ます)。

シロツメクサとベニシジミ

2~3日降っていた雨も上がり絶好のキノコ観察日和。小さな花を観察する合間に粘菌等ちょっと変わったキノコを観察しました。

粘菌の仲間

4月28日(土)自然観察会

4月28日(土)、たいけんの里で開催された自然観察会の報告です。(天気:晴れ 午後1時30分~3時30分)

4月の自然観察会は北山公園からスタート。春の草花などを観察しました。園内はシロツメクサ、タンポポなどよく見る花があちらこちらで咲いています。桜の開花が早かった今年は、藤の花もあっという間に終わっていて、見ることができませんでした。花菖蒲はまだまだですが、公園の隅にあるアヤメは開花していました。

水を張る前の田んぼのあぜ付近では、ムラサキサギゴケ、実がコンペイトウのような形のキツネノボタンなどの小さな花も観察することができました。北川沿いには真っ白なミズキの花が見頃を迎え、春の北山公園は思いのほか賑やかです。大きなアオサギも北川に飛来していました。

ムラサキサギゴケ
キツネノボタン
ミズキ

八国山では先月観察したウグイスカグラが赤い実をつけていました。開花を確認してから1週間経過し、未だ咲いているかな?とキンラン、ギンランを探し、無事に観察することができました。華やかに咲くキンラン、ひっそり咲くギンランにまた来年も出会えますように。

次回自然観察会は5月26日(土)午後1時30分~3時30分です。※申込み不要、当日受付です

キンラン
ギンラン

3月24日(土)自然観察会

3月24日(土)、たいけんの里で開催された自然観察会の報告です。(天気:曇り 午後1時30分~3時30分)

桜の開花が市内でも見られるようになった3月24日(土)、ぽかぽか陽気のもとで行なわれました。
桜の開花よりも先に咲くコブシが満開に花を咲かせているのを眺めながら八国山を尾根道に向かって歩きます。

手前の広場でふと足元に目をやると、カラスノエンドウ、ホトケノザ、イヌノフグリなど春らしい小さな花が咲いていました。少し山の中へ進めば、道の脇にタチツボスミレ、エイザンスミレがひっそりと咲き、1月~2月に冬芽観察を楽しんだリョウブ、ネジキなども新芽が芽吹き、ニワトコは新芽の間から蕾が顔をのぞかせていました。

エイザンスミレ
リョウブ新芽
ウグイスカグラ

シジュウカラなどの野鳥も軽やかな声でさえずり、春の到来をしっかりと感じることができました。

次回の自然観察会は4月28日(土)午後1時30分~3時30分です。※申込不要、当日受付です