2019年1月26日(土)自然観察会

ホトケノザ

 ようやく落葉樹の葉が落ちきった八国山。1月26日(土)の自然観察会は、冷たい風の吹くなかで行なわれました。
 たいけんの里の畑にはホトケノザやオオイヌノフグリが数は少ないものの花を咲かせ始めており、春の訪れが待ち遠しいです。
雨が少なく乾燥した日が続くと、湿地も湿地ではなくなってしまい、野鳥たちも湿地には集まっていない様子。モズが遠くの枝で休憩しているのを観て早々に引き上げました。

 

 

ニワトコ冬芽

 なにも冬は野鳥観察だけが楽しみではなく、動植物の冬ごもりの様子を観ても面白い。ニワトコの冬芽とムラサキシキブの冬芽の違い。「何かいるんじゃないか?」と腐食の進んだ倒木をひっくり返してみると、たくさんのおがくずと、地面には直径3~4センチの穴が!「もしかしたらノネズミが掘ったトンネルかもしれない」と想像するだけでも楽しいです。
 下草が刈られ、陽あたりがいい場所を歩いていると、緑色したウスタビガの繭(秋に羽化するので中は空っぽの可能性が高い)を見つけることができました。その奥には2年ぶりでしょうか、ルリビタキのメスがひっそりと佇んでいました。

ムラサキシキブ冬芽
ウスタビガの繭
ルリビタキ♀