10月27日(土)自然観察会

10月27日(土)たいけんの里で行われた自然観察会の報告です。

10月の自然観察会は毎年人気の「キノコの観察会」。この観察会の目的は、「食べられるキノコ」「食べられないキノコ」を見分けることではなく、「キノコって何者?」「キノコの役割とは?」ということを考えながら楽しく観察することにあります。

先月に比べると、キノコを探すのに多少苦労しましたが、ホコリタケやノウタケ、ツチグリなど、雨粒が当たった刺激で胞子が飛び出すキノコや、ドングリから生えるドングリキンカクキンなど、先月とは違ったキノコを観察することができました。

ツチグリ
ドングリキンカクキン
ホウキタケの仲間

キノコは枯れた木、落葉、昆虫の死骸などの有機物を分解して土に戻す働きをする森の分解者。「キノコがなければ森は毎年枯れ落ちて堆積した落葉で埋もれてしまう」ということを想像するだけでも、キノコの隠れたパワーと自然界での役割に気づくことができるのではないでしょうか。